「持続可能な社会の実現」に積極的に取り組むために、社内外に「NASTO SDGs宣言」を発表し、企業のあり方、ビジネスモデル、関わる商流、仕入調達、販売企画に至るまで、会社が関わるあらゆる社会的な側面において、SDGs追求の考え方を導入して、日常的に「持続可能な社会の実現」のために努力しています。
SDGs達成に向けて NASTO CORPORATION が今取り組んでいること
森林資源を大切に守る、という観点から、全社を上げて「ペーパーレスな業務運営」を追求しています。営業報告などの各種報告物や社内稟議事項や回覧物、各種申請事項などはすべてグループウエア「NI Collabo360」で各人に割当てられたPCやスマートフォンから電子的に行い、一切紙を使用しないかたちで運営されております。また、「SKY SEA」システムの導入により各PCのパーフォーマンスがコントロールされており、社員の勤怠管理など、マネジメントに属する分野においても、ペーパーレスを進めています。
商品を包装するポリエチレン製の袋などは、脱炭素という観点から、できるだけ植物性のバイオマス素材の配合率の高いものに切り替えております。また、従来ポリエステルでできていた店頭吊り下げ用フックを紙製品に切り替えていくほか、各種印刷物や紙製資材に関しては、正しく管理された森林資源のみを原材料に使用しているとするFSC認証を受けた製品を使用、印刷用インキに関しても、植物性バイオマス配合のものを使用し、常に製造工程における炭素排出を抑える努力をしています。
一部の製品では、ペットボトルのリサイクル原料を配合した糸を使用してタオルを製造しています。高い吸水性などのタオル本来の機能を損なうことなく環境に優しいものづくりができるように企画研究をしており、贈答品市場などを中心に素材提案を行っています。
店頭販売ディスプレイ用資材は、販売時点でレジなどで回収したのち製造メーカーに戻し、再加工の上再利用していくという「資源のエコサイクル」に参加、商品流通に際してのディスプレイ用資材の廃棄を防ぎ、資源の無駄を極力なくすように努力しています。
海外製造製品に関しては、自社工場などでの厳しい製造管理を行っております。QC(品質管理)に対する基準が厳格なことは勿論ですが、COC(企業行動規範)に関しても、自社また取引先について、SDGsの考え方に沿って、日常的に指導、運営をしております。中国の現地法人NASTEX QINGDAOは、その点を高く評価され、大手取引先から2015年度、2018年度と2度にわたりアパレル分野での最優秀メーカー賞を受賞しております。