Nasto Tours編集部
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【基礎知識編】タオルが臭くならないための工夫はありますか?

梅雨時、洗濯物をなかなか外干しで乾かすことができないので、部屋干しする傾向にありますが、タオルが臭くならないための工夫はありますか?


また、一旦「生乾き臭」がついてしまったタオルは、嫌な匂いを消すために、どのように処置したらよいでしょうか?

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タオルが臭くなる原因は モラクセラ菌が繁殖するからです


まずはモラクセラ菌が繁殖しないように対応しましょう。


モラクせラ菌は、常温の状態で、生乾きの衣類やタオルなどを4~5時間放置していると、急速に増殖をしてきます。汗臭い衣類を脱ぎ捨てて洗濯かごの中にタオルや他の衣類と一緒に長時間に放置していますと、それを洗濯する際には、すでに衣類やタオル類にモラクセラ菌が沢山増殖していることがあります。


この菌は一旦増殖してくると、常温で洗濯するなどの普通のやりかたではなかなか除去することができず、洗濯をきちっとしているのに出来上がりの衣類やタオル類がなんとなく臭いという現象が発生します。この嫌なニオイの原因は、このモラクセラ菌などの雑菌の排出物のせいだと考えられています。この嫌なニオイのする状態で乾かして、乾ききったとしても、嫌なニオイ自体はなくなりません。嫌なニオイを退治しようと思えば、その原因菌のモラクセラ菌を除去していくことが必要です。


モラクサラ菌は、高温に弱いために、一旦嫌なニオイがついてしまったタオルは、高温で処理して再度洗濯をすると嫌なニオイが消えることがわかっています。


ご家庭では、高温の水蒸気を出すスチームアイロンをお使いの場合が多く見られますが、このスチームアイロンで一旦タオルを軽くアイロン処理して、ニオンの原因菌を死滅させることが大切です。高温の水蒸気を出すスチームアイロンで表面を丁寧にアイロンがけするとモラクセラ菌は死滅しますが、もう一度洗濯をきちんとし直すことで、タオルの表面に残ったモラクセラ菌の排泄物や死骸などをキレイに除去しましょう。


 洗濯後は、長時間かけて乾かすことはせず、部屋干しする場合は、扇風機などで風を起こし、風を通すことでタオル表面のパイルを立たせながら、比較的早く乾かしたいですね。ぬれたままで放置されなければ、たとえ僅かにモラクセラ菌が残存していたとしても、乾いているタオルの表面では増殖するということないので、嫌なニオイが完全に除去された、ふわふわしたタオル本来の柔らかさを感じることができるでしょう。



タオルを干すときの干し方についてのアドバイスはありますか?


タオルの干し方の理想は、洗濯後の濡れたタオルの状態なら、数回~10回程度タオルを大きく振って、水分を一部除去するとともに、濡れてベトッとくっついている表面のパイルを一本一本立たせることが第一歩です。


 通常の季節では、外干しをされる場合も多いですが、その場合、直射日光に長時間当てて乾かしていると、紫外線によってタオルの繊維組織を傷めることがわかっています。外干しであまり長時間放置していると、完全に乾燥してしまって固くなってしまったり、パイルの糸一本一本が傷んでしまい結果綿本来の柔らかさが減少し、ゴワゴワ感のあるタオルになってしまうことがあるので注意が必要です。その意味では、外干しする場合でも、日陰の風通しの良い場所に吊るして乾かすことが望ましいです。


 部屋の中で干される場合は、外干しに比べると乾く速度が遅くなる傾向にあります。生乾きの状態で長時間が経つと、嫌なニオイの原因菌であるモラクセラ菌の増殖を招いてしまうことがあるので、部屋干しする場合は、風を当てながら早めに乾かすことをおすすめします。


 タオルをかける掛け方も、半分で折ってかけるのではなく、少しずらしながら左右の垂れ下がる長さが変わるように半分と違う場所で折ってかける方が良いでしょう。できるだけ風の当たるタオルの表面積を増やすための工夫です。


 タオルには、エアコン、扇風機やサーキュレーターなどを使用して、風を緩やかに当てておくことをおすすめします。乾燥時間が短くなることはもちろんですが、常にパイルが風で立った状態で乾燥することができるので、乾燥後の風合いもよく、綿本来の柔らかさのあるタオルが仕上がります。


こちらのリンク先は株式会社ナストーコーポレーションの抗菌タオルの参考ページです 


    


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